映画「ゾディアック」 ★★☆
ZODIAC
アメリカ(2006) 157分
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス、イライアス・コティーズ 、クロエ・セヴィニー
【第60回カンヌ国際映画祭】
◇パルム・ドール
《キャッチコピー》
この暗号を解いてはいけない
◆作品情報
「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督が全米を震撼させた実在の未解決事件に挑むクライム・サスペンス。“ゾディアック”と名乗る謎の犯人が引き起こした連続殺人事件をそれぞれの立場から追究するものの、得体の知れない犯人に翻弄され運命を狂わされていく男たちを描く。出演は「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、「グッドナイト&グッドラック」のロバート・ダウニー・Jr。
★ストーリー
1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行する、と脅迫してきたのだった。以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキーとアームストロングも取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが…。
157分という長時間映画のため
どうしても観る前に気合がいる
ただ始まってしまえば
常に張り詰めている緊張感に持っていかれ
あっというまに上映時間は過ぎる
このカメラワークやショットがかっこいいとか
CGがすごいとか
構成や登場人物との関係とか
そういう技術的なことはなんとなく素人でもわかるし
こうやって撮影したんやとか
こういう人物像だからこういう構成なんかとか
考えるとだいたいはわかると思う
でも
緊迫感ってどうやってだせるんだろう???
何回も何回も撮影した映像や
編集した場面を観たりしたら
客観的に緊迫感を感じる映像ってわかるものなんだろうか???
観ている間中
常に全身が緊張してしまう迫力
不適切かもしれないが
「全米を震撼させたという未解決殺人事件」に
ふさわしい演出をみせつけてくれた
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