映画「月とキャベツ」 ★★★☆ | 「映画」に生きる

映画「月とキャベツ」 ★★★☆

映画「月とキャベツ」

日本(1996)


監督:篠原哲雄

出演:山崎まさよし、真田麻垂美、鶴見辰吾、ダンカン、中村久美



個性派ミュージシャン山崎まさよしが映画初主演した異色ラブ・ストーリー。なぜか曲が書けなくなり隠遁生活を送るミュージシャンが、突然押しかけてきたひとりの少女との共同生活を通して新たな曲を生み出すまでをファンタジックに描く。監督は「草の上の仕事」の篠原哲雄。

バンドを解散し独立したとたん、歌が作れなくなったミュージシャン花火。いまは、人里離れた田舎でキャベツ栽培に明け暮れていた。そんなある日、彼のもとにヒバナと名乗る少女が現われ、そのまま居ついてしまうのだった。ダンサー志望のヒバナは花火の曲で踊りたいと言い出す。はじめは戸惑うばかりの花火だったが、いつしか天真爛漫なヒバナの存在に刺激を受け、ついに曲作りを再開するのだった。



「One more time, One more chance」を1曲まるまる熱唱するラストシーン


それは映画というよりも

長い長いエピローグのあるミュージッククリップ(笑)



ただ

そのエピローグさえただただ美しく

なつかしい日本の風景は観客と溶け込んでいく



心地よいエピローグを眺めていると

あの歌声がスーと心にはいってくる



願いを言葉にした想いの声

観るものの心を振るわせる



共鳴はいつまでも続き


映画が終わっても「日常」に戻るまで

しばらく時間がかかる



月とキャベツ

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